2023年3月7日にイギリスの公共放送がドキュメンタリー番組『Predator:The Secret Scandal of J-Pop』を放送しました。
『Predator』(プレデター)とは捕食者と言う意味だそうで、最近ネット界で騒がれている、「Jポップの秘密のスキャンダル」のことを指しているそう。
現在、日本でもこの放送が見れることから、その内容が話題になっています。
そして4月12日に、元ジャニーズJr.の岡本カウアン氏が日本外国特派員で会見を行いました。
その内容は、故ジャニー喜多川氏から受けた被害について、赤裸々に語られたものでした。
この会見の発端になったのは、BBC放送の番組であったことは否めないかも知れません。
という事で、カウアン氏の会見のきっかけになった番組の中の、あるキーワードを調べてみました。
「#MeToo」から拡散されていった性犯罪の問題は、今や人道的に取り組むべき重要課題だと海外では認識されています。
そんな流れから、BBCが取材したのが故ジャニー喜多川氏についてという事らしいのです。
ここでは、その番組の中で使われていた「グルーミング」が何の事なの疑問に思って調べてみることにしました。
[BBC]ジャニー喜多川氏が何をして報道されている?
2019年7月9日に、ジャニー喜多川氏が亡くなったことは多くの方がご存じですよね。
ジャニー喜多川氏が芸能界に残した功績は、ジャニーズファンの方のみならず、誰もが目にしたエンターテインメントではないでしょうか?
そのエンタメの象徴のジャニー喜多川氏について今、SNS上ではさまざまな意見が流れているようです。
そして2023年3月7日にイギリスのBBCの番組の中で、記者が繰り返し「グルーミング」という言葉を使っていました。
この「グルーミング」とは聞きなれない言葉ですが、SNS上では意味を調べて使う人も多く見られました。
そこでここでは、「グルーミング」がどんなことなのかについて調べて行きたいと思います。
{ジャニーズ事務所]ジャニー喜多川のグルーミングとはどんな意味?
グルーミングとは?
グルーミングの意味を調べてみると、「いかがわしい目的で、未成年を手なずけること」とありました。
立正大の西田公昭教授(社会心理学)によると、グルーミングは意思を誘導するマインドコントロールの一種。西田教授は「監禁や拷問でなく、ごく普通のコミュニケーションの中で行われる手法であることに注意が必要だ」と強調。
引用元:東京新聞
マインドコントロールというと、宗教的なことが思い浮かびますが、日常のコミュニケーションでも行われているんですね。
グルーミングは性犯罪につながる準備行為とされ、子どもの罪悪感や羞恥心などを利用して関係性をコントロールする。語源は英語のgroomで「手入れする」「仕込む」の意味。顔見知りが加害者になる事例も
引用元:東京新聞
関係性をコントロールするということは、逃げられなくするってことなのかも。
川本弁護士は「グルーミングの加害者は『みんなしていることだよ』『癒やされるよ』などの文言で性的行為に誘導することが多い」と指摘する。
引用元:東京新聞
何も知らない幼い子供に対して、事実ではないこと言ってごまかすという事ですかね。
臨床心理士の斎藤梓・目白大准教授(被害者心理学)は「『信頼している人が自分に悪いことをするわけがない』と子どもは思うし、加害者も性的な欲求を愛情や普通のことだと伝える」と解説。
引用元:東京新聞
子供の純粋な信頼を逆手に取っていますよね。
金尻さんは「誰かを傷つけたくないという気持ちが若年層は強い。親しくなった相手に『みんなやってるよ』などと言われれば断りづらくなる」と指摘。
引用元:東京新聞
子供の心理を巧みに利用するということかも。
「グルーミング」という行為があります。これは、大人(主に男性)が性的な目的で子どもに近づき、親しくなることです。グルーミングだけの段階では、いまだ犯罪は成立しません。しかし、その後に性行為などの目的が潜んでいることを考えると、グルーミングは卑劣な行為と言うべきでしょう。
引用元:ベリーベスト法律事務所
「グルーミング」から子供を守るために出来ることはあるんでしょうか。
ただ、こんな記述もありました。
グルーミングに引き続いて性的接触・搾取が行われる可能性が高い点が問題視され、性被害を予防する観点から、グルーミングの段階で法的な規制を及ぼすべきではないかと議論されている状況です。
引用元:ベリーベスト法律事務所
早急に法律の規制を希望します!
まとめ グルーミングとは、いかがわしい目的の準備行為だった
今回は、イギリスの公共放送がドキュメンタリー番組『Predator:The Secret Scandal of J-Pop』を放送した内容から、「グルーミング」というキーワードについて調べてみました。
グルーミングとはいかがわしい目的で、未成年者を手なずける行為である
「グルーミング」を本当に故ジャニー喜多川氏が行ったかどうかの事実はわかりません。
ただ、この番組で取材をした元ジャニーズの方の証言などから、故ジャニー喜多川氏が「グルーミング」したのでは?という推測だと思います。
この言葉の意味をしらべて行くうちに、だんだん日本人の意識の甘さなども考えさせられました。
このような子供に対しての、心も体にも一生の傷跡を残す行為が、世の中からなくなって欲しいと望まずにはいられません。
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